何かと世間を騒がせているActivisionのCEOボビー・コティック氏ですが、メディアが言うように本当に悪者なんでしょうか?
ここのブログはいつも辛口(からくち)だから、こういうタイプが一番嫌いだろ?なんてスキルの足りないへたクソオヤジゲーマーならそう考えるかもしれませんが、いえいえ現実はそんなに甘くはありません、個人的にはむしろ好感を抱くタイプですね(笑)。
海外にも押し売りで有名な某新聞社のナベツネさんみたいな人がいるんですねーと思わず笑っちゃいました。
しかし、そのナベツネさんとは大きく違う点があるんですが、それが何だかおわかりになられるでしょうか?
それを知るためにも最近彼が発した過激な発言を例にみてみましょう。
Activisionを一躍業界のトップにまで押し上げた一因ともいえる代表作、「Call of Duty」の最新作「Modern Warfare 2」が通常価格よりも10ドル程高いことがユーザーの間で話題になり、批判をあびました。
それに対してボビー・コティック氏は、『もし私に任せるなら、価格はもっと高くするでしょう。』と発言したのは記憶に新しいことでしょう。
「Modern Warfare 2」は確かに通常よりも高い価格に設定したため批判を集めました。
彼の発言が注目を集めたことも事実です、しかし実際に価格を更に釣り上げるようなことはありませんでした。
ActivisionのCEOなのだから、やろうと思えば本当にやれたはずです。
では、批判を浴びたからそれを実行しなかっただけでしょうか?
おそらくそれも違うと思います。
実際にはやる気もないのに非難されるのを承知で、発言したというのが本当のところでしょう。
それなら、なぜこんなことを言ったのでしょうか?
それは、このことを必ずメディアが記事にして、それを見たユーザーが注目することがわかっていたからに他ありません。
ユーザーの反応を見るといったこともあるかもしれませんが、本当のねらいはメディアに採り上げられることでしょう。
実際には何もしていないのに、過激な発言をするだけでActivision、Activisionと連呼してくれるのです。
広告料を一銭も払っていないにも関わらず、全世界にメディアが発信してくれるのだから、笑いが止まらないでしょう。
これはもう会社の儲けという他ありません、ActivisionのCEOという影響力のある立場を巧みに利用した戦術です。
たとえジョーク紛いでもメディアなら大袈裟に採り上げてくれることも計算のうちでしょう。
実際、彼の発言によってユーザーが不利益を被ったことは一度もありません。
訴訟を起しただのなんだのという話もあくまで会社間での話であり、ユーザー個人には何も関係のないものばかりです。(ライバル社に対して嫌がらせのように訴訟を起すのも向こうでは立派な戦術のひとつでしょう。)
では逆に日本国内はどうでしょうか。
「Modern Warfare 2」が10ドル高いだけで非難を浴びましたが、その「Modern Warfare 2」が日本では更に10ドルも高いのです。
ようするに北米などの通常価格より20ドルも高いのです。
これは何も「Modern Warfare 2」に限った話ではありません。
日本ではボビー・コティック氏が言った「私なら更に値を釣り上げる」といったことを既に実践しているのです。
年末に発売予定の「FINAL FANTASY XIII」は日本円で9,240円、このまま海外で販売となると100ドル超えますが、それについては非難されないとでも?(国内のインチキメディアが都合の悪いことは採り上げないことはわかってる。)
それともまた、日本だけ値段が高いのか?
それで国内のユーザーからは納得が得られると?(そうでなくても、そう言うんでしょうけど。)
更には、ユーザー個人に対して、やれ攻略法は載せるな、改造はするな(MODくらい認めろよ。)、クソゲーだからってなじるな、しまいには警告文を送りつけては訴訟をチラつかせるなどのコケ脅し行為。(その警告文もネットなどで公開するな、なんて横暴な振る舞い、それでいて実際に訴訟を起す度胸もない。)
権力を傘にいちいち個人に対して裁判を行っていてはイメージダウンは免れないというのはわかるが、これじゃまるでユーザー敵視だよ。
海の向こうでは反対にユーザーから訴えられるなんてことにもなっているじゃないか。
ActivisionをEAに代わる悪の帝国なんて称する人もいるが、それよりもっと邪な悪の帝国が既に日本では存在しているってことだ。
ボビー・コティック氏はジョーク紛いの罠にバカみたいに食いついてくるメディアを利用しつつ、何も言わず氏の言ったことを既に実践している日本市場を眺めていれば、自分が何もせずとも結果がわかる。
批判を招くようなことを発言してもそれを実践しない方とそんな発言はせずとも実践している方とではどちらに本当の非難が集中するかは、火を見るより明らかだ。
結果から言ってボビー・コティック氏は、ゲーム業界最大手のCEOだけあって、状況判断を冷静に捉えることのできる賢さとユーモラスを併せ持つ人物だというのがわかる。
しかしひとつ判断を誤り、それを無理に実行しようとしたりすると、強行的にプロ野球を1リーグ制にしようとして大きな批判を浴びたオーナー陣のようなことになる。
日本のゲームメーカーはどちらかというと、プロ野球のオーナー陣のようなことばかりやっているように思えて仕方ない。
0 コメント:
コメントを投稿