動画共有サイト「TVブレイク」を運営するジャストオンラインが動画の送信差し止めと9000万円の賠償を命じられるというニュースを既に読んだ方も多いかもしれない。
動画共有サイト等で違法な動画がアップロードされているという事実は今に始まったことではないかもしれないが実際、運営元に対して賠償命令が下ったことに対しては驚かれた方も少なくないでしょう。
私は「TVブレイク」で動画を閲覧したことが無いので、どれ程違法な動画があったのか定かではないが、違法な動画を取り締まることもせず、視聴出来るようにしていたのならば、この決定は妥当なものだろう。
それでは、他の動画共有サイト等はどうなのだろうか?
動画共有サイトと一口に言っても世界中に多くの似たようなサイトが存在するので、ここでは比較的国内での利用者が多いと思われるニコニコ動画とYouTubeに焦点を当てて話をしたいと思う。
私自身は頻繁に動画共有サイトを利用しているわけでは無いのだが、それでもゲーム関連の動画等は時折視聴している。
大抵は、国内外のゲーム情報サイト等に埋め込まれているものを見るのが殆どだが、時には動画共有サイトに出向き検索をかけて視聴することもしばしばある。
そんな時に気になるのが、違法に“アップロード”された動画である。
ゲームで検索したにも関わらず全く関係無いようなアニメ等がどういうわけか引っかかってくるのである。(タグを挿入出来るようになっているとはいえ、分別も正しく出来ないようではお粗末としか言いようが無い。)
それもテレビで放映されたものやDVD等で販売されている“違法”なものがだ。
私個人としては今更、秒間24コマ以下のベタ塗りで立体感も無いようなアニメなんか興味が無いのだが、いちいち検索に引っかかってくるのである。(1秒間に60フレーム以上でライティング処理や皮膚シェーダ等を用いるのが当然のゲームを目の当たりにしていると如何しても見劣りしてしまう。)
違法な動画を探そうとしているわけでも無いのに余りに簡単に検索に掛かるので動画をまとめて検索できる検索サイトで違法な動画がどれくらい出てくるのか自分でやってみた。
そうすると出るわ出るわ、タイトルを記入するだけでニコニコ動画やYouTubeといった動画共有サイトを含め簡単に検索できた。
何か対策は施していないのだろうかと調べてみたが、ニコニコ動画もYouTubeも違法な動画を自動で検知出来る機能があるんだそうな。
しかし、その“自動検知システム”をよく調べてみると、権利者が映像に何か施したり、違法な動画を見つけたら通報できるような機能であることがわかった。
これってはっきり言って殆ど“手動”だし他人任せのシステムなんじゃないかと言わずにはおれない代物だった。
それでも効果があるのならまだしも簡単に違法な動画があちこち出てくる今の状況は、明らかに機能していないと言っていい。
これでは「TVブレイク」同様、運営元が管理責任を怠っていると見られ、権利者からいつ著作権侵害による損害賠償請求訴訟を起されても不思議では無い。
今回の裁判により前例が出来たこともあって今後は権利者側も強気に出てくることだろう。
ニコニコ動画やYouTubeで使われている自動検知システムが機能していないことは分かったが、ではこの両運営元は何も削除していないのかと思えばそうでもない。
YouTube等では海外のドラマや洋画に関するもの等は迅速に処理しているのか、比較的検索に掛からなかった。
逆にニコニコ動画では海外のドラマや洋画が容易に検索できるという傾向にあることが分かった。
両方で検索に掛かり易いのは、やはりアニメとテレビ等で放送された許諾の無い番組等が多い。
削除要請を受けてそれから運営元が違法かどうかの確認を行い削除に至るのだろうから、比較的新しいものに関しては仕方の無い部分があるのかもわからないが、数年も前に投稿された違法動画が未だに放置されている部分については業務怠慢であるとしか言いようがない。
更にニコニコ動画については、迅速に対処出来るにも関わらず、あえて見逃している節がある。
それは一時期話題になった例の初音ミクが歌う酒井法子に関する動画の件から伺える。
これについては今更ここで述べる必要もないと思うが、この動画が投稿された時にはニコニコ動画の運営元は速やかに削除している。
その後、強い反発もあって“ユーザーによる自主的な削除”ということになっているが真偽の程は疑わしい。(経営に損害を与えたとして投稿したユーザーに対し訴える等の脅しでもやったんじゃないの?と思われても仕方がない。)
ここでおかしいのは、明らかに違法な動画に関しては見逃しているのにも関わらず、ユーザーの著作物に関して迅速に対処しているのは余りに不自然だ。
この動画で著作権法違反に引っかかりそうな部分は、酒井法子が歌う曲になりそうなものだが、削除依頼を要求したのは初音ミクを販売する会社なのだと言う。
もしも、初音ミクが歌う曲の方が著作権違反として削除された場合、その他にも投稿されている初音ミク関連の動画の多くを削除しなくてはいけない事態に陥るので、この件に関しては初音ミクのイメージダウンに繋がるとして対処することを公けにしたのではないだろうか。
ニコニコ動画の運営元としても、初音ミクを売る会社としてもこれまで有効利用してきたものが出来なくなるのは、商売上おいしくないという気持ちが働いたのではないかと思う。
それなら何故、そこまでしてこの動画だけを迅速に削除したのかという疑問が残る。(どうも裏に別の組織が関与しているように思える。所詮ドワンゴのような国内に“根”を下ろした企業が運営元では横の繋がりがあっても不思議ではない。)
何よりそういった対処が可能ならば、明らかに違法な動画に関しても速やかに削除すべきである。
私がゲームの動画を探そうとして、違法な動画が出てくるくらいなのだから運営元が、それを見逃していたじゃ済まされないことだと思うのだが。
結局は、違法なコンテンツが無ければ人を集める自信が無いってことなのかな?
個人的にはニコニコ動画はアカウント取ったり、ログインしなければならないなどわずらわしいので大抵はYouTubeで見ているからいいんだけどね。
埋め込んだ動画を見るのにもログインが必要なのはどうかと思うよ。(だからゲームサイト等では採用されないわけよ。)
JAVAスクリプトやFlashは仕方が無いにしてもスパイウェアに引っかかるようなCookieが必要というのは、セキュリティ上頂けない。
私の場合は、通常必要としない時は、JAVAスクリプトもFlashも使えないようにする為のアドオンを使っている。
もちろんCookieは通常切ってある、これくらいは誰でもやってることだ。
結局、初音ミクが歌う酒井法子の動画は、YouTubeでは普通に視聴できたので私はそこで拝見した。
あの動画を見た個人的な感想としては、削除する程酷いものであったとは思えなかった。
何より、覚せい剤反応を消すために逃亡していた輩には丁度良い見せしめであったと思う。
覚せい剤使ったらこうなるよっていう啓発にもなったと思うし、この件に関しては動画なんかよりも酒井法子の逃亡を明らかに手助けした連中がいるのに、それを犯人隠避で検挙しないのことの方がおかしい。
いつもは警察や検察が検挙しないことに口やかましいマスコミが何も言わないのは、あまりに不自然で、誰か例えば酒井法子本人の名誉や所属していた事務所、並びに芸能界全体のイメージを守る為に、これ以上事を大きくしたくなかったというような思惑が感じられた。
これ以上ここであの事件に関して話しても仕方の無いことなのでこれくらいにしておきます。
違法動画の話に戻りますが、ニコニコ動画もYouTubeも動画のダウンロードは“建前上”出来ないことになってますが、実際は簡単に落とせてしまうことは、もはや公然の秘密。
一度はキャッシュ化し、パソコンに取り込んでしまうので、特別なツール等が無くても簡単に取り出せてしまう。(それどころか簡単に動画をダウンロード出来るソフトが大手のサイトに置いてありますよね。)
ようするに違法だろうが合法だろうが実際は動画をダウンロード出来るということです。
来年の初めからいよいよ、著作権を侵害するような音楽や動画に関するダウンロードが正式に違法となる法が施工されますが、ニコニコ動画やYouTube等の動画共有サイトでは未だに違法な動画が数多く“アップロード”されており、またそれを簡単に“ダウンロードできる状態”になっている現状において、“送信者”やそれを“放置している運営元”が何もお咎めがなく“ダウンロードした者”についてだけ処分するようなことが、果たして出来るのでしょうか?
法は何者にも公平であるべきで、一方だけ違法になるといったようなことがあっては法治国家して、名ばかりのものになってしまうでしょうから、その辺りはきちんと違法な送信者や運営元も同時に処罰するようにしなければならないし、するべきでしょう。
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