2009年12月1日火曜日

『殿堂入り』という評価は適正なのか?

 12月に入り今年も早や残り1ヶ月となりました。

 来年の1月1日から改正著作権法が施工予定ですが相変わらず、ニコニコ動画やYouTubeでは違法な動画の“アップロード”が後を絶たないようです。

 あの、お粗末なシステム(違法動画“自動”検知機能)では来年までにすべての違法動画を駆逐するのは難しいでしょうな。

 違法に送信された動画を紹介するサイトが運営できるぐらいですから(笑)。(それも一つや二つなんてもんじゃない。)

 前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思います。

 以前よりゲーム界隈では、物議を呼んでいるファミ通のレビューですが、今年「殿堂入り」したものについて本当にそれほどの“価値”があるものなのか、これまでの累積販売本数からそれを検証してみたいと思う。

DS:「Dragon Quest IX 星空の守り人」…406万本

 発売前から何だかんだと言われ続けていましたが、以前このブログでも予測した通り、案の定ドラクエシリーズ最高の“販売”本数に達し、商業的にみて成功を収めた作品。

 この数値は国内だけのものなので今後海外展開した際にどれくらい売れるのか注目される。(比較的海外では弱いとされるドラクエが任天堂協力の下、どのようにこれまでと比べ変化するのかしないのか、楽しみなところではある。)

 結果からみて殿堂入りしても不思議はないと結論付けられる。

Wii:「Monster Hunter 3 tri」…95万本

 任天堂以外のメーカーが発売したWiiのゲームとみれば健闘していると言えなくもないが、現在国内のみで877万台を売り上げているWiiにおいて95万本程度では殿堂入りと呼べるのか疑問だ。

 これまでのように販売本数が伸びなかった理由としては、シリーズを通して遊んできたユーザーなどによれば、ボリューム感がイマイチと言った声がよく聞かれた。

 95万本という数字だけを見れば売れている方なのだが、やはり殿堂入りとまでは言えないだろう。

PS3:「Bayonetta」…19万本

 以前、“PS3版『BAYONETTA』が残念な件”でもお伝えしましたが、PS3版においては明らかな劣化部分が確認できるということでファミ通の評価でもXbox360版と比べ“若干”点数が抑えられているようです。

 そういう事情もあってか、販売本数も控えめ、、なんてものじゃなく、これで「殿堂入り」はないでしょうというレベル。

 海外での販売も予定されているので、今後に期待しましょうか?

Xbox360:「Bayonetta」…8万本

 ハードの販売台数がPS3に比べ約3分の1なので、「Bayonetta」の販売本数も約3分の1なのかと思えば約半分。

 PS3よりも出来がいいということが影響したのか、それとも海外を意識した作りなので、Xbox360ユーザーの受けが良かったのかわかりませんが、健闘はしております。

 但し、やはり「殿堂入り」と呼ぶには程遠い状況なのは、PS3版と同様。

 これも今後の海外展開に期待するしかないでしょう。

Wii:「New Super Mario Bros. Wii」…128万本

 ここまでは、国内販売しかされていないものだったので、国内のみの販売実績でしたが、ご存知のように、「New Super Mario Bros. Wii」は、まだ国内では販売されていませんので、先行発売された海外の販売本数を掲載しました。

 ちなみに、内訳はアメリカが95万本、その他が33万本です。

 意外にも控えめな数値のような気がしないでもないですが、任天堂のゲームはロングランで売れ続けるというものが多いので、これからどれくらい伸びるのか楽しみですね。

 12月3日には日本でも発売されるので、同じく12月に発売される例の「FINAL FANTASY XIII」との勝負が見ものですよ?(「New Super Mario Bros. Wii」は5800円、「FINAL FANTASY XIII」は9240円也)

 「New Super Mario Bros. Wii」は、間違いなく日本でも売れるでしょうし、殿堂入りも妥当なところでしょうな。

 今年「殿堂入り」を果した、作品をみてきましたが、「殿堂入り」の基準というものは売れる売れないといったことではないような感じに思えます。

 では、中身が伴った良い作品ということでしょうか?

 期待ハズレだった「Dragon Quest IX 星空の守り人」や不完全移植に終わったPS3版「Bayonetta」が殿堂入りしているところを見るとそれも違うように思えます。

 去年殿堂入りした428 ~封鎖された渋谷で~に至っては開いた口が塞がらないような出来栄えなのに、、といったものまであります。

 以前はともかく、少なくとも最近ではゲーム業界の低迷からか、ゲーム業界関係者が、「これを売りたい」、「これが売れなきゃ困る」といったものが殿堂入りを果たしているような気がしてならない。

 しかし、結果からみて、売れるものは売れ、売れないものはまったく売れないというわかりきった構図になっていることからも、「殿堂入り」のご威光もたいした影響力が無いことが伺えますね。

 それでも夢をもう一度とばかりに、また疑問に思われるようなゲームが殿堂入りすることになるでしょうけど。

 今、ゲーム業界関係者が、「こいつを売りたいんだ!」というのがヒシヒシと感じられるのが「FINAL FANTASY XIII」。

 売りたい割に、この差額はどういうことなのかと言いたいのが先月お伝えした“日本で9240円(税込)の『FINAL FANTASY XIII』が海外では5399円(定価)で発売予定。”←詳しくはコチラをどうぞ。(売りたいというより儲けたいというのが適切なのかな。)

 今年最後の目玉、PS3最後の希望、PS3初のミリオン、いろんな期待を背負っているのはわかりますが、だからといって期待感や業界のご希望だけで「殿堂入り」が決められるということであれば、それをユーザーの立場から見た場合、唯のご都合主義以外の何ものでもない。

 そんなことでは、先日行われた亀○興毅の“魅せる”(作為的で、それも下手な。)ボクシングのような出来レースと同じになってしまう。

 業界の都合で何でも簡単に「殿堂入り」にしてしまうことは権威の失墜に繋がることなので止めにしてもらいたい。(ていうかファミ通に今更権威なんてあったかな?)

 といったことから、「FINAL FANTASY XIII」といえども公正な評価を求めたい。

 ユーザーからすれば余り期待感の無い業界なので期待なんてしてないが、これ以上失態を見せ続けることは、今後のゲーム業界にも影響することでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿