まずは、世界全体の販売本数を見てみようか。
※3月27日までの販売実績
[PS3] 『Final Fantasy XIII』
日本:190万本 アメリカ:83万本 その他:69万本 計:342万本
[X360] 『Final Fantasy XIII』
日本:未発売 アメリカ:61万本 その他:36万本 計:97万本
発売されてすぐにでも公表しようかと思ったが、海外では日本の場合と異なる売れ方になる可能性も考えられたので一応発売から3週目まで様子を見てみた。
結果はご覧の通りで、日本では初日だけでミリオン達成を果たしたPS3版もアメリカでは未だに100万本に届かないという状況だ。
Xbox360版は更にそれを下回り並みのゲーム止まりとなってしまっている。
日本とは違いマルチプラットフォームで展開したことで売り上げが分散したと言えなくもないが、海外でのハードウェア普及台数からして相当に厳しい結果と言える。
ちなみに現在のハードウェア普及台数は次の通りだ。
PlayStation 3
日本:500万台 アメリカ:1345万台 世界累計:3356万台
Xbox360
日本:127万台 アメリカ:2264万台 世界累計:3905万台
PS3のアメリカでの普及台数は日本と比べ2.69倍、Xbox360に至っては日本の17.83倍ということにも関わらず結果がこのザマではFFシリーズのナンバリングタイトルとしてはお世辞にも成功とは言えない。
今後まだ売り上げを伸ばす余地が若干残されてはいるもののFFというタイトルの性質上、大きな躍進は期待できないだろう。
『Final Fantasy XIII』の販売不振を受けて言えることは、日本ではともかく少なくとも海外においては、これまでに幾度も発売されてきた典型的なJPRGが今後売れる見込みは無いということだ。
あの王者ドラクエですら日本以外の国では知名度が低く精精アジア圏止まりであり、FFよりも更に古典的なJRPGということも相まってアメリカを始めとする欧米諸国において、これから販売展開を繰り広げたとしても厳しい結果が待っているだろう。
今後JRPGが生き残るには、これまでの既成概念を取り払い全く新しい革新的なJRPGを作るか、それとも海外市場を潔く切り捨てて縮小傾向にある国内市場のみに限定した従来通りのガラパゴス的なJRPGを作り続けるのだと割り切るしか無い。
後者の場合、局地戦を勝ち抜くだけのものがなければいくら日本でも相手にされないだろうし、仮に売れたとしても限られたパイの中ではどうしても売り上げが頭打ちになってしまうという問題が残る。
更に、JRPGがこれまでのように売れることが前提なので、今後日本においてもJRPG離れが起きた場合は干上がった水溜りに取り残された魚のように身動きが取れなくなる危険性も考えられる。
日本のゲーム業界全体として知らぬ間に「井の中の蛙 大海を知らず」のような情け無いことにならないことを願う。
どうでもいい話としてこの井の中の蛙~の後に続く言葉として「されど空の高さを知る」や「しかし空の蒼さを知る」等の“勝手に”付け足した言葉もあるようなんだけど井戸って桶吊るすために屋根付いてるんで空見えないんだよね(笑)
仮に屋根無し(加えて蓋無し)のものであったと想定しても井戸の中からでなければ空を確認できないわけでもないし、井戸の中からでは空に対する情報量も極めて限定的だ。(深さにもよるけど井戸の底から見た空ってむちゃくちゃ小さいよ?)
それで“知っている”とは言えないだろうし、何より説得力に欠ける。
作者である荘周さんも、それら全てを考慮した上で創作したのではないのかなと思うんだよね。
何であれ、やはりオリジナル(本物)にはクオリティ(完成度)において適わないってことなんだな。