前作からの勢いをうまく繋いでコンボすることができなかったようです。
まるで売れ行きを予想するのがうまいどこかの自称専門家さんみたいですね。(ワラウのw)
というわけで今回も前回に引き続き、「洋ゲーが日本で売れない理由(ワケ)」は後回しにして『Super Street Fighter IV』を取り上げたいと思う。
私はゲーム機(現行機種)を所持していないので未だにPC版の『Street Fighter IV』をチマチマ遊んでいるわけですが、そんな格ゲー好きな自分がこれまで、『Super Street Fighter IV』の話題を採り上げなかった理由としては、PC版が出ないことはもとより既に去年の終わりぐらいからリーク情報が流れていたのでゲーム系情報サイトが小出しにしているような情報からは何も得られなかったというのがある。
ストシリーズの性質からしてもマイナーチェンジバージョンが出ることは分かりきっていたことなので新鮮味が感じられなかったというのも理由にある。
スーパーなのに前作を販売本数において超えられないというのは“マイナーチェンジバージョンの宿命”といっても過言ではないが、それにしても予想以上に売り上げが芳しくない(特に海外)ので『Super Street Fighter IV』のことを書くことに決めた。
まずは例の如く販売実績を前作と共に見てみよう。
[PS3] 『Street Fighter IV』
日本:15万本 アメリカ:91万本 その他:62万本 全世界:168万本
[X360] 『Street Fighter IV』
日本:5万本 アメリカ:93万本 その他:44万本 全世界:142万本
[PS3] 『Super Street Fighter IV』
日本:8万本 アメリカ:13万本 その他:7万本 全世界:28万本
[X360] 『Super Street Fighter IV』
日 本:3万本 アメリカ:12万本 その他:4万本 全世界:19万本
まだ初週の販売実績なので数で下回るのは致し方ないことだが、 前作が総計で300万本を超えているのに比べ『Super Street Fighter IV』の方はハーフミリオンにも達していない。
日本だけを見れば初週の販売実績にも関わらず既に前作の半分以上を売り上げているので率的に悪くはない。(元が少ないからね。)
問題なのは海外だ。
アメリカでおよそ前作の7分の1、その他の地域では10分の1程度に留まっている。
初週の販売実績、マイナーチェンジバージョンといったことを考慮してもこれは余りにも少なすぎる。
やはり何かを追加しただけの足し算程度では、もはや海外で通用しなくなったということがこれではっきりした形になった。
前作からの発売間隔が1年程度というのもやはり短すぎるように感じる。
来年には『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』が発売されるので、それとかぶるわけにはいかないし、その間を埋める役割としてこの時期に発売ということになったのかもわからないが無理があった。
格ゲーということもあり、春辺りに発売すれば夏ぐらいまでにはいくらか研究が進み大会等でプレイヤーが実力を発揮しやすいということも考慮しているのだろうが、この『Super Street Fighter IV』に関しては、それにこだわらず来年の年末商戦時期に発売しても問題なかったように思う。
その頃には『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』の影響も幾分緩和され、また『Street Fighter IV』に戻りたいというような人も少なからず出てくると思うので丁度頃合だろう。(言っておくけどその頃になってベスト版や価格改定を行っても発売された以上、今更意味無いよ。)
何より発売間隔が短くて問題なのは、前作を購入した人が裏切られた感情を抱いてしまうのが一番懸念されるところだろうか。
販売実績を見る限り日本においてはそれ程影響がなかったように思える(慣れてるせいか?)が海外のゲーマーは過敏に反応を示すことが少なく無いのでもっと思慮すべきだったと言える。
これらの問題は別にして会社の事情等もあるかもしれないが結局売れないのでは全く意味が無いだろう?
ゲームの中身についても問題が見受けられる。
使用キャラが増えるのは結構なことだが追加されたキャラクター10人の内8人は、これまでのシリーズに登場してきたキャラの使い回しで実質2人しか新キャラクターはいない。
ボーナスステージも復活したが、車や樽を壊していくステージしかなく中途半端。(火の付いたドラム缶やレンガ壊しが何故無い?)
DLCによるアレンジコスチュームも頂けない。
この程度の物はやはり隠し要素か最初から解放されていてしかるべきだ。
奇抜な衣装が多いのも気に掛かる。(中にはマシなのもあるが、あまり興味無いな。)
どういうわけかネタに詰まると最後はパロディ路線に走ってしまうのかがわからない。(末期症状の表れ。)
あれ程バーチャファイターの二の舞になるなと言っていたのにこの始末。
結果が出ないことがわかっているのに、それを続けることは賢い選択とは言えない。
最も重要なのはオンライン対戦。
この作品で最も力を入れていそうなところだが問題がある。
今回のようにあまり売れなかった場合のことが考慮されていない。
対戦するプレイヤーが少なければ楽しさが半減するのは言うまでもないことだが、最低限取るべき救済策が施されていない。
前作ストIVのバージョンを内包し、ストIVしかもっていないプレイヤーともオンライン対戦ができるようにしておくべきだった。
当然キャラクターは前作同様に制限され、キャラクターごとの仕様も前作と全く同じものであるのは言うまでもない。(ステージやコスチュームに関しても同様。)
オンラインにおける対戦ルールに違いがあるのであればストIV側のオンライン対戦システムをアップデートするようにすればいいだけのことだ。
もしくはスパIV側が、これもストIV側のオンライン対戦システムを内包するかのどちらか。
これぐらい出来なければ何の為にマイナーチェンジバージョンを出したのか意味がない。(完全新作ではないことを逆に利用する考えは無いのか?)
これらの問題点を全てクリアできたとしても今のご時世マイナーチェンジ程度では厳しいことに変わりは無いかもしれないけどね。
儲けるのも大事かもしれないが儲けを減らしてでも顧客第一に考えなければ結局儲からないんだよな。
そこんとこ業界関係者は今一度考えてみよう。
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