さっそくですが今年に入りいきなり大きいニュースが入ってきました。
1月初旬に登場し、PC市場を瞬く間に席巻した※1 『Sandy Bridge』。
しかし、その『Sandy Bridge』が早くも雲行きの怪しい展開になってしまった。
2月1日(日本時間)、『Sandy Bridge』に使用されるチップセットの※2 『Cougar Point』に不具合が発覚し、Intelがリコール及び出荷停止に踏み切ったからだ。
※1
Intelから発売されたCPUである『Core i7 2600K』や『Core i5 2500K』…他略に用いられるコアのコード名
※2
Intel6シリーズと呼ばれる『P67』や『H67』といったチップセットのコード名
『Sandy Bridge』は用いられるソケットの形状が『LGA1155』に変わりこれまでのソケットとは互換性がない。
『LGA1155』に使用されるチップセットは『P67』か『H67』しかなく『Cougar Point』でなければならない。
昔のようにVIAやSiS製のチップセットも無ければ最近までIntelにチップセットを提供していたNVIDIAもいない。
ようするに『Sandy Bridge』を動かすためのM/B(メインボード又はマザーボード)が市場から消えたということ。
どんなに性能の良いCPUでも動かしようが無いのならどうにもならない。
再出荷は2月の下旬から開始するようだが、潤沢に行き渡るには4月から5月頃までかかる見込みだ。
既にBTOや一式揃えて組み立ててしまった人などは、使用を停止して購入したショップに問い合わせてみた方がいいだろう。
どうしても使用する必要のある人は光学ドライブやHDD(又はSSD)をSATAの0~5番ポートの内0~1番にあたるSATA3.0(6Gb/s)のポートを使用すれば取りあえずは問題無いようだ。
『Cougar Point』の不具合はSATA2.0(3Gb/s)にあるということなのでそのような措置を図るよう伝えられているが使用を中止する方が最も賢明だろう。
しかしながら、自分も一度M/Bが故障して全部バラしてから発送するまでがすっげー面倒だったのをよく覚えているので今回の件で被害に遭われた方の気持ちがよくわかります。(並行輸入品だったので手続きもやたら面倒でした。)
あれは肉体的疲労もさることながら精神的疲労がでかいね(笑)
ユーザーも大変だろうがショップが一番大変だろう。
当のIntelはあの程度じゃビクともしないだろうけど、只でさえ景気の冷え込んだこのご時世にPCショップの主力商品が無いのだからね。
本当なら『Sandy Bridge』と一緒に購入するパーツその他諸々全ての売り上げが全部消えるわけだからこれは大きいよ。
個人的にこの『Sandy Bridge』は『Core 2 Duo』の時ほどではないが久しぶりにバランスの整った良いCPUが出てきたなって思っていただけに残念だ。
業界関係者も今回は珍しく自信ありげに息巻いていたのにその矢先にこれだもんな。
ウチのPC(メイン)にはIntel入ってねーけどデスクトップ(自作)市場の存在が只でさえ危ぶまれている中で市場の冷え込みによるショップの相次ぐ倒産なんてのは望むところじゃない。(一応IntelPCは4台あるのだが。)
PCパーツを買うことすら出来なくなったらこちらも困る。
そういったわけでIntelでもなんでもPC市場に活気を与えるようなものがあるのは歓迎だ。
しかし、『Cougar Point』は以前のロードマップにはSATAの6ポート全部がSATA3.0(6Gb/s)がサポートされる予定だったのに、それが変更になっているのはどういった理由からだろうか?
今回の件に関わりがあるのだろうか?
余談だが私のPCに使われてるサウスブリッジの『SB850』は6ポート全てSATA3.0(6Gb/s)に対応しているのだがSATA3.0に対応したHDDやらSSDを保持していないので全く意味が無い。
SATA2.0のシリアルケーブル(又はストレートケーブル)でHDDを繋いでおりますハイ(笑)
以前ウチのPCはRAID0ストライピングで構築しているという話をしたことがあるが、このRAIDの組み方にはちょっとした都市伝説のようなものがあるのでついでに話をしておこう。
SATAになる以前、まだIDEを使用していた頃には※3 パラレルケーブルのマスターとスレーブにそれぞれHDDや光学ドライブなどを差し込んでいた。
※3
現在はパラレル接続されていたATA規格のことを総称してパラレルATAと呼ぶことがあるが正式名称ではなくUltra DMA転送ができるATA規格のことをUltra ATA(133/100/66)等と呼ぶことが一般的であった。
HDDを2台使用して1本のパラレルケーブルに差す場合にはジャンパをそれぞれマスターとスレーブに変更してから取り付けていた。(通常、初期出荷の状態ではマスターになっている。)
本来RAIDで組む場合も同じようにするのだが、この場合は2台のHDDと2本のパラレルケーブル(もち80芯な)を使用してそれぞれマスター接続で構築する。
パラレルケーブルのスレーブ側には何もつけずM/B側(当時はRAIDカードが主だな)にあるIDEのプライマリとセカンダリにそれぞれ差し込む。(今はあっても1つしかパラレル差せないなあ)
そうすると通常のマスター/スレーブで構築した時よりも速度が出るというもの。
このやり方には実際意味があり速度が向上したのだが、それと似たようなことがSATAにも適用されるという話だ。
自分の環境を例にとって説明すると、まず1番~6番(SB850は0からではなく1から)のSATAポートの内、順に1番がマスター、2番がスレーブ、そして3番がマスターといった具合で交互に割り振られているらしい。
この場合、1番(マスター)と3番(マスター)にシリアルケーブルを繋ぎマスター/マスター接続で構築する。
そうすると1番(マスター)と2番(スレーブ)で構築した場合よりも速度が出るというものだ。
私は実際2台のHDDを1番と3番に繋ぎRAID0ストライピングで構築しているのだが、1番と2番に繋いで比べたわけではないので確証は無い。(このM/Bの取説にRAID構築のやり方が何も記載されていないのには驚いた。自力で何とかした。)
ただ別のM/Bに同じHDDで1番と2番(マスター/スレーブ)に接続しRAID0ストライピングを構築していた時よりも速くなった。(こっちのM/Bの取説にはRAID構築のやり方がしっかり記載されていた。当たり前だけどw)
これだとHDDが同じでもRAIDコントローラからまるで違うし大して参考にならないけどね。
単なる都市伝説のような幻想の産物かもしれんということで理解してください(笑)
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