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2009年12月21日月曜日

平成21年 2009年度ゲーム販売実績

 今年も残り後わずか、そこで今年度発売されたゲームの販売状況を振り返りたいと思う。

 まずは、現時点における携帯型、据え置き型を含むゲーム機の累積販売台数を見てみよう。

 ※09年12月20日迄のデータです。

 《ハードウェア普及台数》

DS:国内…2904万台 世界全体…1億2110万台

PSP:国内…1342万台 世界全体…5447万台

Wii:国内…926万台 世界全体…6258万台

PS3:国内…433万台 世界全体…3009万台

Xbox360:国内…121万台 世界全体…3579万台

 コメント:携帯型ゲーム機においてはやはりニンテンドーDSが強い。

 日本の総人口である1億2777万(平成18年総務省調べ)に届かんばかりの売れ行きだ。

 DSi/DSi LLといった個人の志向に合わせたバリエーションも整い隙が無い。

 一方、PSPも十分に健闘していると言えなくもないが、ハードはそれなりに売れているのに肝心のゲームがイマイチ伸び悩んでいる。

 PSP Goなども今年販売されたが、こちらも売れ行きは今ひとつ。

 オンライン販売を積極的に導入した点については、時期尚早とは言え、将来を考えた上では間違いではなかった。

 しかし、UMDを取り外しオンラインによる販売のみに限定したのは、いささか疑問が残る。

 しかも、バッテリー交換はメーカー頼みで、液晶画面は多少小さくなり、それでいて値段はこれまでよりも高いという無理な仕様は、ボイコットを実施した小売店のみならず、ユーザーからも受け入れられなかった。

 据え置き型ゲーム機に関してはWiiが相変わらず頭一つ飛びぬけている。

 PS3は今年躍進した方ではあるが、まずはWiiよりXbox360の世界販売台数を超えることを目標にした方がいいだろう。

 Xbox360の国内における販売状況は既に頭打ちで虫の息だ。


 続いては、ゲームソフトの販売実績をゲーム機別に見てみよう。

 《2009年に発売された主なゲームの販売本数》

DS

「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」 国内…410万本

「ポケットモンスターハートゴールド / ソウルシルバー」 国内…334万本

「トモダチコレクション」 国内…207万本

「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」 国内…80万本

「Mario & Luigi RPG 3」 国内…73万本 世界全体…171万本

「キングダムハーツ 358/2 Days」 国内…54万本 世界全体…157万本

「レイトン教授と魔神の笛」 国内…49万本

「ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊」 国内…41万本 世界全体…97万本

「ラブプラス」 国内…19万本

「真・女神転生 strange journey」 国内…15万本

「ゼルダの伝説 大地の汽笛」 世界全体…66万本(12月20日迄の集計なので国内は含まれない。)

 コメント:今年は何と言ってもドラクエIXだろうか、いろんな意味で話題になった。(ドラクエIXはレビューの為にプレイしたようなものでLv21で時が止まったままだ。)

 ポケモンの新作も発売され、これも当たり前のように勢いよく売れた。

 新作にも関わらず「トモダチコレクション」はダブルミリオンを果たし任天堂の底力が伺える。

 DSはハードの普及率が高いので当たるとデカイというのがよくわかる傾向にあった。

 だからといって、何でも売れるというわけでもなく外すと全くと言っていい程売れないという極端な結果になるのも近年よく見られる傾向だ。

 その他に今月23日に日本でも発売され、海外で先行発売された「ゼルダの伝説 大地の汽笛」の海外での販売実績を参考までに記載しておいた。


PSP

「ファンタシースターポータブル2」 国内…41万本

「真・三國無双 MULTI RAID」 国内…38万本 世界全体…42万本

「テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー2」 国内…32万本

「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS」 国内…32万本

「グランツーリスモ」 国内…25万本 世界全体…90万本

「ワールドサッカー ウイニングイレブン2009」 国内…25万本 世界全体…63万本

「実況パワフルプロ野球ポータブル4」 国内…24万本

「テイルズ オブ バーサス」 国内…21万本

「戦国BASARA バトルヒーローズ」 国内…19万本

「アイドルマスターSP Pサン/Mムーン/Wスタ」 国内…19万本

「ペルソナ3ポータブル」 国内…19万本

 コメント:DSと比べPSPはどれもハーフミリオンさえ達成していないのが何とも寂しい状況だ。

 ソニーは今年、PS3の売り上げを伸ばし世界全体でもXbox360の背中が見えてきたところなので来年はPSPにも力を入れるべきだろう。

 国内だけでも1000万台以上普及しているのに、ゲームの売り上げがこの程度では勿体無い。


Wii

「New Super Mario Bros. Wii」 国内…195万本 世界全体…668万本

「Wii Sports Resort」 国内…148万本 世界全体…996万本

「Wii Fit Plus」 国内…118万本 世界全体…595万本

「Monster Hunter 3 tri-」 国内…96万本

「Monster Hunter G」 国内…24万本

「Wiiであそぶ マリオテニスGC」 国内…22万本 世界全体…109万本

「ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~」 国内…19万本

「戦国無双3」 国内…18万本

「テイルズ オブ グレイセス」 国内…17万本

「Wiiであそぶ ピクミン2」 国内…13万本

 コメント:ゲーム界の大本命「New Super Mario Bros. Wii」の売り上げが好調なWiiだが、ざっと見る限り任天堂以外ではカプコンが、どうにかこうにか食らいついているのが印象的で、殆ど任天堂専売機と言っても過言ではない。

 これから先、更に幅広いユーザー層を獲得する為にはサードパーティの活躍無しには有り得ない。

 任天堂は自社の商品だけでなく他社のゲームを如何に売り込むかを検討するべきだろう。


PS3

「Final Fantasy XIII」 国内…151万本

「BIOHAZARD 5」 国内…49万本 世界全体…267万本

「龍が如く3」 国内…48万本

「ワールドサッカー ウイニングイレブン2010」 国内…36万本 世界全体…167万本

「テイルズ オブ ヴェスペリア」 国内…34万本

「機動戦士ガンダム戦記」 国内…23万本

「無双OROCHI Z」 国内…22万本

「BAYONETTA」 国内…20万本

「鉄拳6」 国内…16万本 世界全体…107万本

「真・三國無双5 Empires」 国内…14万本 世界全体…22万本

「STREET FIGHER IV」 国内…13万本 世界全体…154万本

「Call of Duty: Modern Warfare 2」 国内…13万本 世界全体…528万本

「Demon's Souls」 国内…13万本 世界全体…50万本

「Uncharted 黄金刀と消えた船団」 国内…11万本 世界全体…231万本

「Assassin's Creed II」 国内…8万本 世界全体…211万本

「Operation Flashpoint: Dragon Rising」 世界全体…40万本

 コメント:国内における販売で念願のミリオン達成も果たした「Final Fantasy XIII」が一歩抜きん出ているが、その他は相変わらずハーフミリオン以下なのが苦しいPS3。

 それ以外のところでは、国内での売れ行きが苦しい海外産のゲームも欧米等では飛ぶように売れていることから一見問題が無いようにも思えるが、純粋に海外での評価や販売実績においては、Xbox360が質・量ともに僅差ではあるが上回るので油断はならない。

 PS3で専売されるゲームが、どれくらい売れるかが今後のカギを握る。


Xbox360

「STAR OCEAN 4 : The Last Hope」 国内…20万本 世界全体…56万本

「BIOHAZARD 5」 国内…11万本 世界全体…249万本

「BAYONETTA」 国内…9万本

「Call of Duty: Modern Warfare 2」 国内…6万本 世界全体…783万本

「Gears of War 2」 国内…6万本 世界全体…545万本

「Magna Carta II」 国内…6万本 世界全体…17万本

「STREET FIGHER IV」 国内…5万本 世界全体…135万本

「Halo 3: ODST」 国内…5万本 世界全体…418万本

「Forza Motorsport 3」 国内…5万本 世界全体…192万本

「DREAM C CLUB」 国内…5万本

「Steins;Gate」 国内…4万本

「Left 4 Dead 2」 国内…4万本 世界全体…199万本

「Assassin's Creed II」 国内…4万本 世界全体…238万本

「鉄拳6」 国内…4万本 世界全体…53万本

「Halo Wars」 国内…3万本 世界全体…166万本

「Operation Flashpoint: Dragon Rising」 世界全体…59万本

 コメント:Xbox360は、海外産の有名タイトルが多く発売されることもあって取り上げるゲームが多くなっているが、国内での売れ行きは壊滅状態。

 国内での追い上げは期待できそうもないが、カジュアルなゲームを好むユーザー層の取り込みが今後如何に出来るかが課題。


 《総評及び個人的感想》

 DSは、ハードの売り上げもゲーム自体の売り上げも好調なので、今後はこれをどれだけ維持できるかと言うだけだ。

 PSPも全体的にハードの売り上げ自体は悪くないので、後はゲームそのものが売れるようにするだけ。

 据え置き型ゲーム機の販売競争はPS3が追い上げるも、その分だけWiiに更に引き離されるという形で結局勢力図は今年も変わらずに終わった。

 Wiiは、コアなゲーマー層を取り込めるかが今後の課題であるが、任天堂一点張りの状況とWiiの貧弱なスペックが解消されない限り見込みは薄いと言える。

 逆に、PS3やXbox360と対等かそれ以上のスペックを有し、Wiiとの完全下位互換を果たすような新ハードが導入されれば、他のメーカーも参入しやすくなり、コアゲーマーの取り込みも容易になるだろう。

 Wii唯一の弱点とも言うべきこの点を押さえた場合、はっきり言って無敵になる。

 PS3とXbox360は遂にモーションコントローラを導入することになるが、それが一体どれだけカジュアル層に訴えることが出来るのか今後注目される。(結局は任天堂の新デバイスを認める形になったのだが…。)

 正直、既に能力の限界が見えた感のある据え置き型の現行機種、今後はモーションコントローラー等の新デバイスで食い繋ぐにしても、来年辺り次世代機の発表ぐらいは、あってほしいものだ。

 ソフトの面を今年振り返ってみると国内においては、やはりRPGが強かった。

 ドラクエ、ポケモン、FFとネームバリューのあるタイトルが立て続けに発売されたのが大きい。

 複雑な操作を必要としない子供でも遊べるJRPGは国内においてはまだまだ需要があるようだ。

 それとは対照的に、「鉄拳6」や「STREET FIGHER IV」といった格ゲーの国内における状況は、お世辞にも大ヒットとは呼べない。

 それでも「STREET FIGHER IV」は、海外で格ゲーの王様と称されるだけあって、欧米では今でも人気が高いようだ。(CAPCOMに対する海外ゲーマーの高い人気も影響があるのかもしれない。)

 この手のゲームは今後、競技用としてしか生き残っていけないかもしれない。

 国内では洋ゲーも相変わらず苦戦気味。

 出来も良く海外での評判も上々な「Uncharted 黄金刀と消えた船団」(海外ではUncharted 2: Among Thieves)でも前作と同様の11万本。(メジャーなメディアが賞を与えたものって大抵当てにならないよね。)

 「Assassin's Creed II」でさえ、PS3、Xbox360合わせて12万本止まり。

 国内では健闘している方である「Call of Duty: Modern Warfare 2」はPS3、Xbox360合わせ19万本。(これでも20万本にまだ届いていない。バッサリ言ってスクエニのローカライズが悪いね。)

 この調子では、ヌルゲーマーなオッサンが売り込み中の「Operation Flashpoint: Dragon Rising」も高が知れているだろう。

 海外を意識した作りの「BAYONETTA」がPS3、Xbox360合わせて29万本。(ファミ通の殿堂入りでもこんなもん。)

 国内のメーカーが力を入れて作った割に芳しくない。(海外を意識したからと言って海外で成功するという保障も無い。)

 海外産の洋ゲーや、洋ゲー風の国産ゲームが売れないのは、まだ国内ユーザーからの認知度が低いからとしても、かつては何百万も売り上げ据え置き型ゲーム機のみならずPC等にも移植されマルチプラットフォームでも成功を収めた「STREET FIGHER II」の直系であるゲームが今何故、全くと言っていい程売れなくなったのかということを真剣に国内メーカーは考えなければならない。

 数百万規模のユーザーが20万程度になったのは格ゲーというジャンルが廃れてしまったからだろうか?

 残りのユーザーは別のジャンルに移行したと言うのだろうか?

 私個人の考えとしては、そうでは無いように思う。

 格闘ゲーマーが消えたのでは無く、かつてのアーケードゲーマーが、綺麗さっぱり消えていなくなったからだ。(間違っても現在アミューズメントパーク等に設置してあるゲームを好む層ではない。)

 彼らはアーケードゲームの衰退と共に自然消滅するかのようにいなくなってしまった。

 既にゲームそのものから手を引いてしまった者も少なくないと思う。

 私自身もアーケードゲーマーであったからこそ、何故現代のゲームから去っていったのか彼らの気持ちがよくわかるのだ。(更に昔から家庭用ゲーマーでもあり、PCゲーマーでもある。)

 生ぬるいお子様向けのゲームをするよりは、まだ古き良き手強いゲームの方がやりがいがある。

 しかし、古いゲームばかりでは飽きてしまう上、他人との共有感も得られない。

 その内、一人また一人といなくなって現在に至る。

 そんな中には、アーケードゲーマーのみならず、かつて「ザナドゥ」や「ソーサリアン」のような難易度の高いゲームを好んだPCゲーマー等も含まれているだろう。(私の場合、印象に残っている古いPCゲームは「Wing Commander」辺り、難易度はそれ程でもなかったが、HDDを搭載しておらず、インストール無しのプレイなもんだから、常にカクカクした状態で一つのミッションに45分は掛かったがそれでも楽しめた。)

 彼らを既にゲーマーとして顧客として見ていないのならしょうがないが、また引き戻したいというのなら今のゲーム設計を見直す必要があるだろう。

 後になって気付いたところで、その時にはどんなに売り込んでも、その情報を捉えることすらしてもらえないだろう。(既にそんな人が増えているように思う。)

 話を変えて次は年末商戦の結果をお伝えしたいと思う。

 既に上の方で粗方記されているから大体検討がつくかと思うが一応。

 まずは、先行した「New Super Mario Bros. Wii」が正しくBダッシュのように序盤は突っ走っていった。

 その後、業界の期待を一身に背負った「Final Fantasy XIII」が一気にトップに躍り出る。

 初日からいきなり100万本販売というのは、少し意外だった。

 瞬発力があるのはわかっていたが、発売日が平日だったので、予約分を含めても70万ぐらいではないかと考えていた。

 この初日100万というのは、少し混乱があって、一部メディアでは100万本出荷しただとか180万本出荷したと伝えるメディアもあったり、100万本売れたとスクエニが公言したりと情報が錯綜していた。

 混乱に拍車をかけたのが、ファミ通(エンターブレイン)で、いつもなら初日販売数を速やかに掲載するものをせず、その他の調査会社メディアクリエイトも有料の配信サービスを停止するなどして、売り上げ情報がこの日に限り、スクエニに絞られたので、この数字が疑問視された。

 初週の情報はファミ通もメディアクリエイトも出したのだが、初日100万だとすると、週末を挟んだ4日でたったの50万しか売れていないことになり、急速に伸び悩んだことになる。

 発売日が日曜でその後が、平日ならわかるのだが、これは流石に怪しいだろうという見方が大半を占める。

 恐らくは、初日100万本発売というのをメディアで取り上げてもらう為の狙いがあったというのが有力だ。

 何も調査会社まで口止めする必要はなかったように思うが。(この混乱で一番損をしたのは調査会社、今回の事態はゲーム関連株を扱う人達にとって調査会社に対する信用がガタ落ちしたことだろう。)

 ともあれ、一時期「New Super Mario Bros. Wii」を追い抜き「Final Fantasy XIII」が1位になった。

 その後はAmazonのランキングなどを見ると「New Super Mario Bros. Wii」が返り咲いていたので持続力ではやはりMarioが上回るようだ。

 既に記載してあるが、この結果を累計販売本数で詳しく言うと

「New Super Mario Bros. Wii」 国内累計…1,947,571本 世界累計…6,679,413本

「Final Fantasy XIII」 国内累計…1,508,558本

 結果的にMarioが勝っているが、先行発売されているので当然と言える。

 今後の展開としても、ハードの販売台数でWiiが圧倒的に勝っていることから、Marioの優位は変わらないだろう。

 「New Super Mario Bros. Wii」は今後、「Call of Duty: Modern Warfare 2」が持つ世界全体の販売本数にどこまで迫れるか、又追い越せるかが見所だ。

 「Final Fantasy XIII」は国内の販売本数についてはメディアクリエイトが以前から170万から180万は売れるとしていたことから、今後200万本の大台に乗れるかどうかが問われてくるだろう。

 2904万台普及しているDSのドラクエIXが400万本を越えたことや、ポケモンの300万本越えは容易に想像できるが、PS3の433万台程度で既に150万本越えというのは快挙と言っていいだろう。(約3人に1人は購入していることになる。)

 ただ心配になるのは、今後「Final Fantasy XIII」のマイナーチェンジバージョンや完成形を出してユーザーから更に身銭を搾り取ろうというようなことをするのではないかということ。(ここは、やりそうだから危ない。)

 最初に購入した人が損をするようなことをやれば、今後、どうせ後から完成形が出るからと最初に手を出さないユーザーが増えてくるだろう。(印象も悪い。)

 もし出すにしても、こういう時にこそDLC等で救済措置を取らなければいけない。

 変更や追加した部分を以前のバージョンを購入したユーザーへ提供する。

 出来れば無料が望ましいが、出来ない場合は格安設定にする。(インターナショナル版等の場合、英語音声や字幕を追加変更できるようにする等。)

 それらの救済措置を取らずに、また一から買わせて儲けようなんてセコイ考えの元で安易な決定を下した場合は、今後に多大な禍根を残すことになるだろう。

 来年の話になると、やはりシリーズ物で埋め尽くされているのが少々残念な所だが、その中にもやはりFFが潜んでいる。(以前指摘したようにしばらくは似たようなゲームばかりになるようだ。)

 「Final Fantasy XIV」が、その中のひとつであるが、別に毛嫌いしているわけではない。

 PC版も含まれるのでこれは、少なからず私にも関係してくる話だ。

 スクリーンショット等を見る限り重そうなので私のマシンでは処理落ちしそうだが、見た目は悪くない。(早めに動作環境を公表してもらいたいな。)

 ついでに「Final Fantasy XI」の販売本数を掲載しておこう。

 PS2:Final Fantasy XI: Online 国内…15万本

 Xbox360:Final Fantasy XI: Online 世界全体…20万本

 据え置き型ゲーム機と言えども、MMORPGに関してはPCの方が主流のようだ。

 話を戻して「Final Fantasy XIV」は、MMORPGの世界王者「World of Warcraft」に戦いを挑むそうです。

 Activision Blizzard が誇る「World of Warcraft」は海外で“一極支配”を続けるMMORPGの怪物です。

 これまでにも様々なMMORPGが挑戦しては、あっけなく蹴散らされてしまいましたが、果たして「Final Fantasy XIV」は勝てるのか非常に見ものです。

 最後に今年は、PC関連のゲームに活気が無かったので来年は、もう少し以前のような活力を取り戻してほしい。

2009年12月13日日曜日

今年、世間をお騒がせした三大悪

 今回のお題に入る前に、現在年末商戦真っ只中にある家庭用ゲーム機における販売実績の途中経過をお伝えしたいと思う。

 まずは、殿堂入りも果たし日本でもついに発売された「New Super Mario Bros. Wii」。

 日本での出だしも好調で、既に94万本に達している。

 海外でも堅調な伸びを見せ、アメリカで192万本、その他の地域で104万本、国内外合わせ世界累計390万本に達し、売れ行きも上々といった感じだ。

 「New Super Mario Bros. Wii」については予想通り売れたところで当然の結果であり、あまり驚きは無いだろう。

 続いては、「Call of Duty:Modern Warfare 2」なのだが、洋ゲーを余りやらない人にとっては、ピンとこないかもわからないが、この手のジャンルとしては国内でも結構奮闘しているという内容になっている。

 PS3で6万4千本、Xbox360は4万2千本、合わせて10万6千本という結果になっている。(国内のゲームを基準にすると、大したこと無いように思えるかもしれないが洋ゲーとしては、これでも異例な方なのだ。)

 国内の販売台数で下回るXbox360としては十分健闘していると言っていいだろう。(現在PS3は401万台に対して、Xbox360は119万台。)

 この結果から見て、やはりXbox360のユーザーは海外のゲームに関心が高いことを裏付けている。

 それでも日本を除いた海外での売り上げが既に、世界全体で1000万本を超えている状況と比較すれば雲泥の差なのは、これまでと余り違いが無い。(Xbox360が672万本、PS3が443万本。)

 後は、業界の期待を一身に背負う「FINAL FANTASY XIII」がどのような結果になるのか待つのみだ。

 ようやくですが、今回のお題である“今年、世間を騒がせた三大悪”について語りたいと思う。

 まず最初に挙げられるのは、長々と政権を無駄に引っ張り続けてきた自民・公明、これを言わずして他に何があると言いたくなるくらい、酷いものでした。

 参議院選で敗れ、ねじれ国会となり再三に渡る解散への要求を拒み続け、その間に再議決・再可決の乱発という不届き極まりない行為を繰り返し、国民を裏切り続けてきた自民・公明。

 選挙前には反対を押し切り定額給付金の強制配布、その定額給付金も最初は所得制限を設けるとしながら結局は“無駄”に国民全員にバラ撒くという、もはや政治とは呼べない愚かな行為をやってしまいました。(“さもしい金持ち”はモチロンのこと暴力団やオカルト宗教団体という犯罪組織にまで配布するとは、どういう了見ですか?当然テロの“資金源”にもなってますね。)

 他にも政権が変わったことで明らかになったこともあります。

 米国との密約で核兵器の持込みが、国家間で認められていた事実がわかりました。(明らかに非核三原則に違反する行為ですね。)

 自衛隊による海外支援等でも武器・弾薬をはじめ、米兵を輸送していた事実も又、米国との密約によるものでしょうか?

 以前から、その不透明性により使用用途が疑われていた機密費に対しては、政権交代の直前に自民党が“持ち逃げ”するという考えられないような隠ぺい工作を行うなど、もはや政党と言うより犯罪集団と呼んでも言いすぎではない。

 野党に落ちぶれてからも、その悪態ぶりは更に悪化し、首相の献金問題を理由に国会に出席しない等の有権者をないがしろにしたような背信行為を今尚、続けている。

 献金等の問題について、これまで自民党の議員等に対し疑惑が持ち上がった際は、返納したから問題無いだとか、入院して誤魔化す等の悪質なことを繰り広げてきたことは周知の事実なのに、自らの説明責任は放棄しておきながら、現政権に対してのみ明らかにすべきと彼らが、それを言うのは、お門違いも甚だしい。(まずは“消えた機密費”やあからさまに怪しげだった“パーティ券”等、自らの責任を問うべき、まずはそれからだ。)

 そんな野党は首相の辞任を求めておりますが、以前たしか自民党は「議員の進退は議員本人が決めるべき。」なんて言ってませんでしたっけ?

 大体、同じ問題で弟の鳩山邦夫議員も不正な献金を頂いているのに、そちらの問題は追及しなくていいんですか?

 その他にも二階氏や、今、偉そうなことばかり言っている大島氏にも不正な献金に対する疑惑がありましたが、それらを蔑ろにしておきながら、現政権に対してのみ説明責任が果たされていないとか、責任の所在を明らかにせよと糾弾するのは、物事の順序が違うのではないだろうか?

 まずは、自らの説明責任を果たした上で、責任の所在を明らかにし、自らも議員をお辞めになってからでなくては、全く説得力が無いと言わざるを得ない。(野党の役職や肩書きを外した程度では全く意味が無いし、釣り合わない。)

 旧政権を牛耳っていた自民・公明には、これでも言い足り無いくらい悪業がありますが、長くなるので、この話はここまでとさせて頂く。


 続いては、今年、世間を騒がせてくれたと言えば、この人を外すわけにはいかない、ご存知、“逃走”アイドルこと元女優の酒井法子、この人を置いて他にはいまい。

 最初は報道等で、夫が麻薬所持の疑いで逮捕されるという事実にショックを受けた酒井法子が子供と共に行方不明になり、捜索願が出され最悪の事態も考えられる等、世間を心配させた。

 しかし、酒井法子に逮捕状が出されると状況が急遽一転する。

 この頃から次第に事件の概要が明らかになってくる。

 夫の麻薬に関する件で、警察に呼び出された酒井法子は、夫が受けた身体検査等に対し、「この辱めを一体どうしてくれるの?」等と悪態をつき、一緒に同行してきた男ら共に警官を出し抜き、現場を後にした。

 悲劇のヒロインから一転して逃亡犯となってしまった酒井法子は、世間を大いに騒がせてくれた。

 ワイドショーやニュース等で連日のように報道され、またその中には、アイドル女優酒井法子の心の闇を映し出したような裏の顔まで明るみになっていったのだった。(サイバーな、のりピーはスゴイ!いろんな意味でスゴイ!)

 低視聴率に悩むテレビ局や販売部数が伸び悩んでいた週刊誌等も、この時ばかりは大いに賑わった。

 世に言う“のりピーバブル”である(笑)。

 名前も顔も全国的に知られている酒井法子が、いくらなんでも逃げおおせるわけが無いのだが、潜伏し続ける理由として挙げられたのが、麻薬反応を消す為の薬(やく)抜きを行う為というのが疑われた。(実際にそうであった。)

 依然、子供の安否が心配されていたが、旦那の愛人宅に預けられていて無事だというのが確認できた。

 何故か自らの子を愛人に預けるという不可思議な行為からも酒井法子を取り巻く環境が複雑であることを物語っていた。

 しかも、数十万円の現金も渡していたことには驚かされた。(愛人に多額の金まで払うなんて、口止め料込みの料金設定ですか?)

 その後、薬(やく)抜きが完了したのか、逃走を手助けしたと見られる建築会社を営む男の弟である、怪しげな元弁護士が紹介した、これまた怪しげな弁護士を通じて、ひょっこり姿を現した酒井法子は、そのまま御用となった。

 逃走直後(警官を振り切った後。)から、多額の現金を引き出し、インスタント食品等を大量に買い込む等、薬(やく)抜きを行う為の潜伏生活は、計画的に行われたことが明らかになった。

 結局は、毛髪鑑定により麻薬を使用した事実が明らかになったので、いたずらに罪を重ねる結果となってしまった。

 その他にも、皆既日食等で話題になった奄美大島へ旅行中に麻薬を吸引していた事実も明らかになる。(他にも独りで住んでいる自宅や、旦那と共有している?別荘でも麻薬を使用した痕跡があるということは、この人いつでもどこでも麻薬をやっていたんだね。)

 地元に住む“一般的”な住民すら知らないような麻薬を取り扱う業者がいることを知っており、麻薬を現地調達していることからも常習性が伺える。

 これだけの悪行を重ねているにも関わらず、メディア等では不起訴処分になるなどと、いい加減なことを伝えていましたが、明らかな誤報であり、悪質な報道と言わざるを得ない。

 当然の如く起訴された後、裁決の結果、懲役1年6か月執行猶予3年の有罪判決となりました。

 酒井法子はその後、芸能界を辞めて介護の職へ就きたいと福祉関連の学校へ入学し勉学に励んでおりますが、本当にこの人が他人の介護なんて仕事が出来るのでしょうか?(まずは、自分の麻薬中毒を治した方が良いでしょう。)

 賃金は安いし重労働で、とても罪人には勤まらないと思いますよ。

 どう転んでも、これまで稼いでいたような年収1億円以上なんて額は補助金を横領するような悪質な経営者にでもならない限り無理。(グッドウィルのような?)

 世間一般的な予測からすれば、単なるイメージ回復の為のパフォーマンスで終わるんじゃないの?と思われても仕方の無いこと。

 大体、事務所を解雇されたにも関わらず、そこの社長が後見人として酒井法子の周りをチョロチョロしているのが、まずもって怪しい。

 解雇なんて偽りで、初めから復帰ありきで行動しているようにしか思えない。

 それに裁判で約束した離婚の件に関してはどうするつもりなのか?

 まだ正式に離婚していないが、あれも嘘なのだろうか?

 刑が確定してからも、お騒がせな酒井法子ですが最初から素直に自首していれば、これだけ大きな騒ぎにはならなかったと思う。

 芸能界における麻薬に関する事件なんて今に始まったことでもないし珍しくもない。

 加えて酒井法子にとって、幸福と言っちゃなんだが、同時期に押尾学の麻薬事件と重なっていたので素直に名乗り出ていれば、あっちの方へ話題が集中していたはず。

 しかし、アイドルの逃走という極めて稀でギャップのある事件は他に類を見ないものであったので世間の関心が全て酒井法子の方へいってしまった。

 酒井法子は、最後のツキを逃し全てを失った。

 自分の周りにいる暴力団紛いの連中と付き合いがあることや、弟は暴力団員そのものであり、また同じ罪を犯して捕まったなんてことまで露呈されることはなかっただろう。

 何にせよ今回の事件は、人間は見た目や雰囲気だけじゃわからないということを多くの人間が教訓にしたのではないでしょうか?

 長くなってしまったので、次に移りたいと思います。

 最後を締めくくるのは、スクウェア・エニックス何と言っても「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」(以下ドラクエIX。)でしょうか。

 Wi-FiによるマルチプレイができるとかアクションRPGになるなんて発売前から伝えられましたが、発売時期が迫るにつれ、その内容が二転三転しユーザーを困惑させました。

 発売日に関しても度々延期するなどして不満が募りましたが、それでもドラクエという冠が付く限り出来が良いだろうと思い込んでいたユーザーはバッサリ返り討ちにあってしまうという悲劇。

 説明にならない説明を繰り返しながら、このご時世に1人に1本ずつ買わせるべくセーブファイルをひとつに絞る等の気転の利いた騙まし討ち。(子供も買うのだから少しは考えなさい。)

 今更流行らないガングロキャラや内輪ネタを内包するなどの体たらくぶりも不満を煽りました。

 はっきり言って何もかもが、世間からかけ離れているし空気が読めていない。

 スクウェア・エニックスがローカライズを担当した「Call of Duty:Modern Warfare 2」においてもそう。

 Activition等とつるんで、PC用の輸入版や、その他海外版のアクティベーションを日本からだけ出来ないようにするなどの悪質な販売戦略。(日本のローカライズ版の発売が遅れるというのが理由にあったのだろう。)

 日本以外の国ではローカライズ版も海外版も内容に少々の違いがあれ問題なく公平に扱える。

 間違ってもアクティベーションの締め出しなどは行っていない。

 このことについては、国内に関することであり自らが関わる商品のことでもあるのに全く以って知らないというのは嘘になる。(誰がこのことによって一番利があるとお思いですか?)

 全てをActivitionの所為にしてスクウェア・エニックスは、その責任から逃れようとしている。

 こんなことをするぐらいだったら、もう二度と海外製品のローカライズ版を担当するのは止めにしてもらえませんか。

 肝心のローカライズ版に至っても翻訳が雑でいい加減な作り、しかも日本語音声しか使えないなんて国内におけるFPSユーザーのことが、まるでわかっていない。

 海外もそうだからなんて言い訳ばかりするんじゃない。(海外を上回るようなローカライズは決して無いということですね。)

 それでいて海外の良い面は参考にしていない。(値段や、アクティベーションに関してはどういうことですか?)

 ゲームの出来だけでなく問題が発生した場合における対処の仕方についてもスクウェア・エニックスは対応がまずくユーザーの反感を買うようなことばかり続けている。

 社会的貢献もなく儲け第一主義の姿勢は、夢を売るどころか悪意を撒き散らすような夢もへったくれもない悪質商法だ。

 今回は、三つに的を絞ったわけだが、次点という形で他にも亀○興毅の八百長ボクシングを候補に挙げたい。

 試合前から胡散臭さが漂っていた試合ではあったが、あそこまで酷いとは考えていなかった。

 あからさまに不自然な審判の採点、グローブチェックを要求する相手側の求めに応じない不自然な対応、イギリスの賭けを取り扱うブックメーカーがこの試合を当初から賭けの対象にしないという不自然さ。

 まず、採点については試合途中から亀○が大差で有利になるなど、おかしな点が挙げられる。(バッティングを頻繁に行っていた亀○が減点されないのはおかしい。)

 次にグローブやテーピングの下に何か仕込まれていたのではないかという疑惑については、試合後グローブを外している光景が見られたので問題はないなどと言った意見もあるが、ここで一番問題なのはレフェリーが正式にグローブチェックを行わなかったことに問題があるわけで、ただ外しただけでは疑惑の解消にはならない。(何もなければチェックを受けてもかまわなかったハズ。)

 最後に、何でも賭けの対象にするブックメーカーが、はなから手を引いていたのは賭けの対象にならないという明白な理由があったからこそ。(ようするに賭けにならない八百長であると認識していた。)

 これを正式に上の三つに加えなかったのは、視聴者からすれば「またTBSがやっちゃった。」という今や当たり前な感じがしたので除外した。

 なんとなくそうなる気はしていたけれど、やっぱりそうなったかと思った視聴者が多かったと思う。(出来レースになる心の準備は万端でした。)

 亀○の“反則勝ち”なんていう今年を締めくくるのに、相応しい迷試合でした(笑)。

 全くこんなことばかり続けているからTBSはキー局の中で最低の視聴率になってしまうんだよ。(瞬間最大視聴率や良いところばかり、際立たせても意味無いですよ。)

 今や、テレビ番組の全平均視聴率なんて一桁程度、これじゃスポンサーがテレビCMから手を引くのもわかる気がします。(費用に対する効果が得られませんね。)

 今回採り上げた、自民・公明、酒井法子、スクエニ、亀○興毅、いずれも組織的関与が認められる悪質な事例でしたが、来年はこんな事件や問題が起きないと良いですね。

2009年12月11日金曜日

技術の進歩が停滞し、衰退の一途を辿るPCゲーム

 ここ最近のPCゲームは、一昔前と比べた場合、活気が無い。

 国内外を問わず、現在PC用のゲームとして開発されているものの多くが、家庭用の据え置き型ゲーム機を基準として作られている。

 以前であれば、PCでなければ表現できなかったようなゲームが家庭用のゲーム機でもPCと比べ遜色の無いものが作れるようになったのが原因の一つとして挙げられる。

 その他にも、PCの場合、PCを所持している人全てがゲームをやるわけではないので、対象がはっきりしない。

 それに比べゲーム機であれば間違いなくゲームをする人が前提なので対象が明確であり、売り込むのもPCゲームより容易だ。

 更に家庭用ゲーム機の場合は、それぞれの環境がほぼ同一なのに対し、PCの場合はユーザーによって環境がまちまちである。

 開発するにあたっても家庭用ゲーム機の方に優位性がある。

 加えて最近では、PCゲームよりも遥かに売れ行きが良いので、これまでPCゲームを主に製作していたゲーム開発メーカーが鞍替えするのも当然と言えよう。

 マルチプラットフォームで開発されているゲーム等でも、PC版は後回しにされるケースが多い。

 それでもまだ発売されるだけマシな方で、PC版は開発されないことも多くなってきた。

 PC版として開発されたものに対しても、所詮は家庭用ゲーム機を基本として作られているのでPC用だからといって、さして違いが出るわけでもない。

 大抵PC版は、家庭用ゲーム機と比べグラフィックのクオリティアップが図られているのだが、ゲームエンジンの基幹部分から作り直しているわけでもないので大きな違いは期待できない状況にある。

 この問題は、思いの他大きい。

 知っての通り家庭用ゲーム機は、細かなマイナーチェンジを繰り返してはいるものの、ここしばらく次世代機の登場が全く無いどころか、そんな情報すら流れてこない。

 家庭用ゲーム機を基本として製作されている限り、PC版もそれに引きずられる形で大きな進歩が図られないでいる。

 これでは、例えDirectX9のままであっても家庭用ゲームからの移植であれば、オリジナルと変わりの無い物の製作が可能であるし、DirectX9以降のメリットが薄まり、またその必要性も小さいものになってしまう。(例えPC版がDirectX10や11に対応したとしても上記でも述べたように基幹部分が大して変わらない以上、大きな違いは生まれない。)

 更には、主にグラフィックのパフォーマンス向上に不可欠なビデオカードも現状問題無く快適に動作している物であるならば、買い換える必要が無くなってくる。

 これは、その他のPCパーツにも言えることで、PC業界全体に影響を及ぼしかねない恐れがある。

 そんな中でもCrytekが製作するCrysisシリーズのように、最先端の技術を模索し続けている物も中にはあるが、極めて稀な存在になりつつある。

 それに、Crysisシリーズはグラフィックにリソースを割く余り、肝心のゲーム部分が疎かになる傾向があり巷では、“遊べるベンチマークソフト”などと揶揄されている。

 Crytek1社にPCゲーム業界の今後を全て委ねるわけにもいかないだろうし、それだけでは不安を覚える。

 ベンチマークソフトで、お馴染みFuturemarkなども本格的にゲーム市場へ参入してくるようだが、まだ未知数なのでなんとも言えない。(結局、Crysisシリーズ同様、“遊べるベンチマークソフト”になってしまうかもしれない。)

 全てではないにしろ、これまでPC業界の一部を引っ張ってきたPC用のゲームが衰退することは、今、売り出し中であるDirectX11を搭載したWindows 7の売り上げなどにも影響することは間違いない。

 マイクロソフトの立場からすればXbox360も売りたければ、Windows 7も売りたいところだろうけど現在競合する立場にある以上、悩ましい問題だね。

2009年12月9日水曜日

国産RPGが小バカにされる理由はシステムのマンネリ化が原因

 海外などで国産のRPG、俗に言うJRPGがやたら揶揄されるのはどういうわけなのかというようなことを伝えているゲーム系情報サイトが、あったので取り上げてみた。

 このブログでも以前“停滞するJRPG”というものを書いたことがあるのだが、今回見かけた記事が、あまりにもツッコミ所満載だったので、似たような内容になってしまうが、また取り扱うことにした。

 まず、海外のユーザー等の意見から「ターン制はリアリティがない」と言う指摘について、なぜかいきなりRPGを将棋に見立てて反論しているというところから、既におかしな方向へ話が行っている。(これには、羽生名人や渡辺竜王もひっくり返ったことだろう。)

 いくらなんでも将棋は無いでしょう、ターン制なら何でもいいのか?といった感じ。

 将棋はRPGのようにひとつのジャンルとして次々に新しいものが誕生するようなものではない。

 戦場を再現しているとはいえ、リアルさを追及しているわけでもない。

 要はテーブルゲームという一種のパズルゲームなのであってここで別ジャンルについて語っても全く意味がない。

 RPGの頭にJがついていることから、この場合別のRPG(例えば海外のRPG)と比べるのが普通でしょ。

 更には将棋の駒をキャラに見立てて論じていたりと、荒唐無稽も甚だしいことを述べているのには笑えた。

 そして頻繁にデフォルメという言葉が使われているのだが、それも将棋の話に無理やりこじ付けて、将棋は極端にデフォルメされたものであり、JRPGはそれに近いというのだ。

 そんなにデフォルメされたものがいいのなら、従来の2Dゲームのような今より更にデフォルメされている物の方がいいということになるんじゃないか?

 JRPGは個人の能力如何を問わず誰でもクリアできるというようなことも書いてあるのだが、JRPGはそうであっても、これもまた将棋とは相反するもの。

 Bonanzaなんていうかつてコンピュータ将棋の世界大会で優勝したこともあるようなフリーのソフトウェアがあるが、あれは誰でも簡単に勝てると言ったものでは全然ない。(設定によってはアマの有段者ですら負けることがあるという代物。)

 将棋のルールを知ってさえいれば誰でも解けるといったものでは決してない上、JRPGどころかFPS等よりもかなり狭き門だ。(その他の将棋ソフトに関しても同様のことが言える。)

 そのFPSともJRPGを比べているのだが、これがまたお門違いも甚だしい内容。

 FPSのリアルではない部分を語る節において、FPSはダメージを受けてもじっとしていれば、自然に回復するとか何かアイテムを使用して生き返るといったことを言っているのだが、それはごく一部のFPSであって、多くのものは回復もしなければ生き返りもしない。

 一度死んだらそれっきり、また一からやり直すしかないというものが多い。(代表的なものにCounter Strikeなどがある。←これを代表的と言わずして何があるんでしょう?)

 ヘッドショットを受けたら、回復も糞もなく即死してしまう、それがFPSにとっての普通であり、リアル。

 ダメージを受けたらそれを回復呪文を唱えて回復し、死んだら蘇生させる呪文を唱えて復活するのがポピュラーなRPGとは全然違う。(RPGの場合こういったことができない方が稀でしょ?)

 この部分についてリアルかどうかなんて語っても意味がないし、またユーザーから指摘を受けているわけでもないのに、意味無く取り上げている点がバカらしい。

 単純な数字のやり取りや、コマンド選択式という代わり映えしない戦闘などの方が問題が大きい。

 リアルかどうかという点については、JRPG保守派の意見からすると、これまた単純にグラフィックの向上といった面しかない所がJRPGが揶揄される理由の一つにあると思う。

 ポリゴン処理による3Dが当たり前になった昨今、FPSやレースゲームの場合においては、3D化は必須のものとなった。(今更、かつてのDOOMのような擬似3Dには戻れない。)

 しかし、JRPGはそのゲーム性において3D化が必要不可欠といったものではなく単なる演出効果でしかない。

 ストーリーに重点を置くあまり、戦闘システムを取り付けただけのアドベンチャーゲームになってしまっている所も問題だ。

 これらの点を踏まえた上で、JRPGはグラフィック以外の部分が従来から何一つ進化していない。

 コマンドを選択していくだけの単純な戦闘、フラグを立ててはそれを処理していくばかりの単調な作業、用意されたシナリオをなぞっていくだけの一本道、新鮮味の感じられない陳腐化したストーリー等々。

 これらのことが従来のままである以上3Dでなければならない理由が見当たらない。

 また、その必要性も大して感じられない。

 こういったことから、ユーザー等からJRPGは2Dで十分だなどという意見が出てくる。(私もその意見には賛成だ、むしろその方がいい。)

 JRPGの問題点は、リアルかどうかというものよりも、ゲーム全体のマンネリ化したシステム面が問題に問われているということを、認識しなければならない。

 その他にもいくら儲けたいからと言って以前取り上げたような“日本で9240円(税込)の『FINAL FANTASY XIII』が海外では5399円(定価)で発売予定。”のようなことをしていたのでは、その内、海外のみならず、国内のユーザーからもそっぽを向かれてしまうことだろう。

 スクウェア・エニックスは最近、不正競争防止法違反や独占禁止法違反といったものに抵触しかねないような危ないことにまで手にかけているようなのだが、このようなことをしていては、逆に違法なことをされて不利益を被ってしまっても文句は言えないということを心がけておいた方がいい。(不当な“利益”を得ているのだから当然だよね。)

2009年12月6日日曜日

早速だが今年1年を振り返ってみた

 何を振り返るかってもちろんゲームのお話(笑)。(間違っても蝦蟇蛙か何かの話ではない。)

 とは言っても、家庭用のゲーム機においてはまだまだ熱戦が続くみたいですが、“基本的”にPC用のゲームしかやらないので、自分には関係の無いお話です。

 PCゲームにおいては、めぼしいところは出尽くした感があるので、ここらで自分が今年プレイしたゲームについて今回は語ろうと思う。

 まずは、久しぶりに続編が発売された「STREET FIGHTER IV」から。

 国内産のゲームにありがちなマネキンぽいキャラではないグラフィックが良い。

 「STREET FIGHTER II」等をやり込んだ人なら違和感無く操作できる感覚がこれまた良い。(実際には違うのだが、そう思わせないところが秀逸。)

 新しく導入されたセービングを使っての駆け引きが、これまでの同シリーズとはまた違った世界を演出している。(セビキャンを使ってのコンボの感覚はこれまでに無い。)

 4人の新キャラ+2(アベル、ヴァイパー、ルーファス、エルフォンテ、セス、剛拳)については、若干バランス的にどうかと思えるものや、インパクト性に欠ける者もいるが、素直に歓迎できる内容。

 旧来(ストII)からの12人は外せないとして、その他のキャラがこれまでのシリーズ同様使い回しなのは、少し残念。

 スパIIから、ホークとディージェイが外されていたのは別に問題ない。

 スパII全盛の時代から、ホークはザンギに飽きた人向けの廉価もんだったし、ディージェイに至っては全くと言っていい程人気が無かった(笑)。

 一番残念だったのは最後発で出されたにも関わらずPC版の追加要素が少なかったこと。

 パフォーマンスが低下するだけでさして美しくもならないシェーダは、意味が無かった。

 アンロックキー解除の為のDLCも頂けなかった。

 内容もコスチュームチェンジなんていう些細なもので、この手のゲームで中途半端なDLCは反感を買うだけ。

 その内アクセサリー等の小物ばかり出して、バーチャファイターのようになってしまったら、世界観をぶち壊すだけの物になるので、もう二度とやらないように(笑)。

 その他は、おおむね良い出来で、長く遊べる傑作なので良しとしましょう(笑)。

 次は、世界一の開発力を誇るInfinity Wardの「Call of Duty」シリーズ最新作「Call of Duty:Modern Warfare 2」。(私がプレイしているのはモチロン海外版、ここで話す内容も当然海外版の内容ですのでローカライズ版については知ったこっちゃないのであしからず。)

 最初は、Call of Dutyの冠外すって話だったけど、結局ついちゃったね(笑)。

 例の如く1作目からプレイしているけど流石に無難な作り。(途中飛ばしているものもあるけど。)

 比較的軽くて美しいグラフィックは、国内メーカーも見習わなければならない。(国内のは総じて重くて汚い、だもんなぁ。)

 技術力の違いをまざまざと見せ付けてくれる逸品、流石Infinity Wardと言うしかない。

 グラフィックだけではなく演出も良い出来。

 邦画や国内のドラマのようにがんばってる感が見え見えの陳腐なものなんかより遥かに良い出来です(笑)。

 グラフィックと演出だけでは、前作とさして変わりないと思えるが、武器等のアイテムもかなり豊富な内容、前作で武器が少ないと思われた方も満足いくものに仕上がっている。

 シールド等も追加されているがあれはどうなんだろうね。

 FPSの王様「Counter Strike」では毛嫌いされていたけど。

Infinity Wardを設立する前、まだEA(開発チーム2015。)に所属していた頃に製作していた「Medal of Honor」シリーズの時から恒例となっている手榴弾による雪合戦の方がまだ問題かな?(雪合戦と言っても、冬季五輪にかけたわけでも雪合戦の大会の話がしたいわけでも聞きたいわけでも無い。)

 クリア後のおまけもボリューム感が増している。

 前作では、アーケードモード程度であったが、Spec Opsモード等が搭載されており、最近流行り(?)のCo-opにも対応しているようだ。(Modでやるのが当たり前だったCo-opが普通に出来るってのは良いね。)

 但し、キャンペーンモードには対応していない様子。(これは結局Modになるのかね…。)

 その他にはミュージアムがキャンペーンモードに追加されるが、これは別に本編の続きってわけでもないので、単純にModern Warfare 2の世界に浸りたいって人の為の完全におまけ的要素です。

 隙無しのように思えるModern Warfare 2ですが、気になる点もいくつかあります。

 ゲーム全体のボリュームが増していることからか、読み込みに掛かる時間が以前よりも大分増しているように見受けられます。

 ロード中に流れるムービーも意図的に長めになっているようなのですが、内容はいい感じだけれども、やはり長いのが気に掛かります。

 全体的にテンポが悪くなっている気がしないでもない。(二度目以降はさっさと飛ばしたいよね?)

 SSDや速度の速いHDDを搭載している人は気にならないかもしれないが、これは使用者の環境にもよるので一概に悪いとも言えないかな。(一応、RAID0ストライピングで構築しているのだが、それでも気になるよ。)

 ゲームそのものの内容で気になるのは、見方のCOMがあまり役に立たない所かな。

 目の前に敵がいるのに処理してくれないから、結局自分で始末しないといけない場面が多い。(いくらなんでもたった2,3メートル先の敵に気づかないわけがない。)

 狙って打ってるようで実際は全然狙っていないんだよね。

 戦場を演出する飾りのようなCOMキャラが多すぎる。

 Infinity WardはEAから独立する理由として、1人の英雄に的を絞ったゲームを作るのではなく大多数の中の1兵士としての視点でゲームを演出したいとか何とか言って設立されたわけだけど、以前流行ったようなランボープレイのゲームに戻りつつある。(一応チームなのだが、それは偽装で、実際は1人で突き進むランボープレイ。)

 終盤の方へ差し掛かるとそれが顕著になり、本当に一人で進むミッションがあったり、少しネタバレになるけどプライス大尉とソープ(自分)の最強タッグで敵を殲滅していったり、ちょっと無茶な場面が増えてくるのが最もな例。

 一応二人だが、殆どランボープレイそのままの内容だ。(「Medal of Honor」に限りなく近づいてるなぁ。)

 Spec Opsモードを意識したのだと思うけれども、少し疑問に思える感じがした。

 でもまあ、おもわず話してしまったけれど我らがプライス大尉が生きていたのは、良かったね。

 Call of Dutyにおける真の主役とも言うべきお人なので、またしても不死鳥の如く復活です(笑)。

 ソープ=マクタビッシュがモヒカンだった事実にも驚かされましたが。(販促ムービー等で登場していたのは悪人かと思ってました(笑)。)

 そして、またもネタバレになるけど、ラスボスのシェパード将軍がやたら強い。

 ヨレヨレになっていたとはいえ、同じような条件のハズなのにソープはあっさり返り討ちに合い、我らがプライス大尉ですらボコボコにされるという強さ。

 プライス大尉以外にもこんなに強い爺さんがいたなんて、さすが将軍、肩書きは伊達じゃない(笑)。(妊娠したように腹の出たどこかの将軍とはえらい違いですな。)

 それでも最後は、前回同様瀕死の重傷を負いながらも逆転で勝っちゃうんですが、それは自分の眼で確認してください。

 「Call of Duty:Modern Warfare 2」ついての情報で最近気になる話題があったのですが、それは、スクウェア・エニックスから出るローカライズ版についてです。

 国内におけるFPSのローカライズ版は、英語音声による日本語字幕というのが一般的であり、それがユーザーにも人気なのですが、「Call of Duty:Modern Warfare 2」のローカライズ版は、日本語音声による日本語字幕のみということになったようです。

 英語音声にも切り替えることが出来ればたいした問題にもならないのですが、どうやらそうではなく強制的に日本語音声しか使えないということらしいのです。

 これには反発が多いらしく少々問題になっております。

 この手のゲームのユーザーはオリジナルの雰囲気を味わいたいという気持ちがあるので当然の結果と言えます。

 日本語音声を使うにも“完全日本語版”として英語音声、英語字幕、日本語音声、日本語字幕といったものをユーザーが選択できるのならば問題ありません。

 しかし、強制的に日本語音声だけというのは、多くのユーザーが嫌うことでしょう。

 もちろん日本語がよくないとか、声優が気に入らないといったことではなく、リアルな世界観が売りのゲームにおいて、外国が舞台で外国人が皆日本語を話すといったことが不自然に思え、全体の世界観を崩してしまうということが重要なのです。

 雰囲気が大きく違ってしまうことから、この決定は頂けません。

 その他にもローカライズ版では、CIAの諜報員としてテログループと共にロシアにあるザカエフ空港で、無差別テロを仕掛けるミッションにおいては、民間人を撃つとゲームオーバーになるという仕様のようです。

 オリジナル版でもこのミッションは、スキップできるようにユーザーが選択できる配慮がなされていたのでたいした問題では無いと思っていたのですが、ローカライズ版では変更を余技なくされた模様。

 これらのことについて、うちのModern Warfare 2は海外仕様なので一切関係ありませんが(笑)。

 続いては、「Counter Strike」等でおなじみのValveから発売された「Left 4 Dead 2」について。

 結論から言ってしまうと、流石Valveが作ったゲーム遊ばせてくれます。

 これも1作目からプレイしているのですが、たいして間もおかず開発されたにも関わらず、十分すぎる程のボリューム感。

 武器やその他のアイテムも新たに追加され、近接用の武器なんかも登場し、遊び方にも幅が広がった。

 近接用の武器の中には、日本刀(忍者ソード)やチェインソー、更にはフライパンといったユニークなものまで入っており、様々なユーザーのプレイスタイルの欲求に答えている。

 近接武器はかなり強力なので、ラッシュ時などにも重宝する。

 その他のアイテムでは、Boomerの胆汁が詰まった瓶や、アドレナリン注射等もあってより深いゲーム性の向上を果たしている。

 対戦においてユーザーが使用可能な特殊感染者もJockey、Spitter、Chargerが新たに追加され既存の特殊感染者においても若干の変更が加えられている。

 その他にもステージ固有の感染者等もおり、単調になりがちなゲーム性をうまくフォローしている。

 全体的にみて前作と比べると随分難易度が上がっている。

 通常感染者によるラッシュが更に激しさを増し、場所によっては絶え間なく続く場面もある。

 歩きながら彷徨うWitchや、複数同時に登場するTankもおり、手ごたえ十分だ。

 COMが操る特殊感染者もこれまで以上に賢く強力に進化している。

 そのかわりと言っては何だがCOMが操る生存者は、反応が鈍いというかバカになっているのであまり頼りにならない。(この点からも難易度が上がっている。)

 モードについてはキャンペーンが“最初”から全部で5つになり前作より1つ多い。(アドオンによるキャンペーンも追加可能なので今後が楽しみだ。)

 しかも中身が変化に富んでおり、飽きさせない工夫がうれしいところだが、やや長すぎる印象がある。

 そう感じる方の為にスカベンジモードやサバイバルモード等も用意されているので不満は無いだろう。

 「Left 4 Dead 2」は、私が今一番ハマッているゲームであり、お勧めの一本だ。

 AIディレクターのみならず、何度も遊べる工夫が随所に見られる点は良いゲームのお手本ともいうべきもの。

 残念ながら、PCやXbox360をお持ちでない、又はそれらのゲームに興味が無い方は、この傑作を遊ぶことが出来ない。

 PCによる先行発売や、Xbox360でも発売されているなど特別これといった差別化は無いものの久しぶりにPCゲームにおいてちょっぴり優越感に浸れるゲームが登場した感じがある。

 グラフィックについてはXbox360版よりPC版の方が間違いなくクオリティが高いのでそこのとこだけはPC版に軍配が挙がる。

 「Left 4 Dead 2」のPC、Xbox360両方を紹介しているゲーム系サイトでPC版の最高設定のスクリーンショットを見せ付けておいて、Xbox360版でもさして変わらない等と言い表していたのにはウケた(笑)。

 今年発売されたPC用のゲームでは、「OPERATION FLASHPOINT : DRAGON RISING」等も注目されたが、Windws 7も満足に表現しきれないうちのビデオカードでは、厳しいだろうということで見送った。

 たいしたコンボも組めないようなヌルゲーマーなオッサンが必至に売り込んでいたようだが、プレイできず申し訳ない(笑)。

 やはり、中途半端なリアリズムよりは、「Left 4 Dead 2」のようなゲーム性を優先したかったのだ。

 「OPERATION FLASHPOINT : DRAGON RISING」は見た目的には申し分無いが、リアルさを追求するわりに高すぎる命中精度や、強引すぎるような世界設定はやはり無理があった。(リコイル弱すぎ、あれじゃ「Counter Strike」の方が制御が困難だよ。)

 そこまでリアルを売りにするのなら多少不条理に感じても、現実と同程度の射撃精度にすべきだし、現実に起きている戦場を舞台とすべきだった。

 それだったら、その他のFPSとの差別化が多少は明らかになったはずだが、全部半端すぎる設定は納得いかない。

 ゲーム性を追及するのか、リアリティを追及するのか、今後ははっきりさせるべきだろう。

 今回の今年発売されたPCゲームを振り返ってみて、総じて数こそ少ないが結構粒ぞろいだったなと感じた。

 数だけ販売されても、遊べるものが一つも無いなんてことは結構あることなので今年は、まずまずの成果だと思う。

 「Assassin's Creed 2」のPC版が来年に持ち越しになったのは残念だったけど、クオリティ向上の為の延期ということなので、まあ良しとしよう。

2009年12月1日火曜日

『殿堂入り』という評価は適正なのか?

 12月に入り今年も早や残り1ヶ月となりました。

 来年の1月1日から改正著作権法が施工予定ですが相変わらず、ニコニコ動画やYouTubeでは違法な動画の“アップロード”が後を絶たないようです。

 あの、お粗末なシステム(違法動画“自動”検知機能)では来年までにすべての違法動画を駆逐するのは難しいでしょうな。

 違法に送信された動画を紹介するサイトが運営できるぐらいですから(笑)。(それも一つや二つなんてもんじゃない。)

 前置きが長くなりましたが、本題に入りたいと思います。

 以前よりゲーム界隈では、物議を呼んでいるファミ通のレビューですが、今年「殿堂入り」したものについて本当にそれほどの“価値”があるものなのか、これまでの累積販売本数からそれを検証してみたいと思う。

DS:「Dragon Quest IX 星空の守り人」…406万本

 発売前から何だかんだと言われ続けていましたが、以前このブログでも予測した通り、案の定ドラクエシリーズ最高の“販売”本数に達し、商業的にみて成功を収めた作品。

 この数値は国内だけのものなので今後海外展開した際にどれくらい売れるのか注目される。(比較的海外では弱いとされるドラクエが任天堂協力の下、どのようにこれまでと比べ変化するのかしないのか、楽しみなところではある。)

 結果からみて殿堂入りしても不思議はないと結論付けられる。

Wii:「Monster Hunter 3 tri」…95万本

 任天堂以外のメーカーが発売したWiiのゲームとみれば健闘していると言えなくもないが、現在国内のみで877万台を売り上げているWiiにおいて95万本程度では殿堂入りと呼べるのか疑問だ。

 これまでのように販売本数が伸びなかった理由としては、シリーズを通して遊んできたユーザーなどによれば、ボリューム感がイマイチと言った声がよく聞かれた。

 95万本という数字だけを見れば売れている方なのだが、やはり殿堂入りとまでは言えないだろう。

PS3:「Bayonetta」…19万本

 以前、“PS3版『BAYONETTA』が残念な件”でもお伝えしましたが、PS3版においては明らかな劣化部分が確認できるということでファミ通の評価でもXbox360版と比べ“若干”点数が抑えられているようです。

 そういう事情もあってか、販売本数も控えめ、、なんてものじゃなく、これで「殿堂入り」はないでしょうというレベル。

 海外での販売も予定されているので、今後に期待しましょうか?

Xbox360:「Bayonetta」…8万本

 ハードの販売台数がPS3に比べ約3分の1なので、「Bayonetta」の販売本数も約3分の1なのかと思えば約半分。

 PS3よりも出来がいいということが影響したのか、それとも海外を意識した作りなので、Xbox360ユーザーの受けが良かったのかわかりませんが、健闘はしております。

 但し、やはり「殿堂入り」と呼ぶには程遠い状況なのは、PS3版と同様。

 これも今後の海外展開に期待するしかないでしょう。

Wii:「New Super Mario Bros. Wii」…128万本

 ここまでは、国内販売しかされていないものだったので、国内のみの販売実績でしたが、ご存知のように、「New Super Mario Bros. Wii」は、まだ国内では販売されていませんので、先行発売された海外の販売本数を掲載しました。

 ちなみに、内訳はアメリカが95万本、その他が33万本です。

 意外にも控えめな数値のような気がしないでもないですが、任天堂のゲームはロングランで売れ続けるというものが多いので、これからどれくらい伸びるのか楽しみですね。

 12月3日には日本でも発売されるので、同じく12月に発売される例の「FINAL FANTASY XIII」との勝負が見ものですよ?(「New Super Mario Bros. Wii」は5800円、「FINAL FANTASY XIII」は9240円也)

 「New Super Mario Bros. Wii」は、間違いなく日本でも売れるでしょうし、殿堂入りも妥当なところでしょうな。

 今年「殿堂入り」を果した、作品をみてきましたが、「殿堂入り」の基準というものは売れる売れないといったことではないような感じに思えます。

 では、中身が伴った良い作品ということでしょうか?

 期待ハズレだった「Dragon Quest IX 星空の守り人」や不完全移植に終わったPS3版「Bayonetta」が殿堂入りしているところを見るとそれも違うように思えます。

 去年殿堂入りした428 ~封鎖された渋谷で~に至っては開いた口が塞がらないような出来栄えなのに、、といったものまであります。

 以前はともかく、少なくとも最近ではゲーム業界の低迷からか、ゲーム業界関係者が、「これを売りたい」、「これが売れなきゃ困る」といったものが殿堂入りを果たしているような気がしてならない。

 しかし、結果からみて、売れるものは売れ、売れないものはまったく売れないというわかりきった構図になっていることからも、「殿堂入り」のご威光もたいした影響力が無いことが伺えますね。

 それでも夢をもう一度とばかりに、また疑問に思われるようなゲームが殿堂入りすることになるでしょうけど。

 今、ゲーム業界関係者が、「こいつを売りたいんだ!」というのがヒシヒシと感じられるのが「FINAL FANTASY XIII」。

 売りたい割に、この差額はどういうことなのかと言いたいのが先月お伝えした“日本で9240円(税込)の『FINAL FANTASY XIII』が海外では5399円(定価)で発売予定。”←詳しくはコチラをどうぞ。(売りたいというより儲けたいというのが適切なのかな。)

 今年最後の目玉、PS3最後の希望、PS3初のミリオン、いろんな期待を背負っているのはわかりますが、だからといって期待感や業界のご希望だけで「殿堂入り」が決められるということであれば、それをユーザーの立場から見た場合、唯のご都合主義以外の何ものでもない。

 そんなことでは、先日行われた亀○興毅の“魅せる”(作為的で、それも下手な。)ボクシングのような出来レースと同じになってしまう。

 業界の都合で何でも簡単に「殿堂入り」にしてしまうことは権威の失墜に繋がることなので止めにしてもらいたい。(ていうかファミ通に今更権威なんてあったかな?)

 といったことから、「FINAL FANTASY XIII」といえども公正な評価を求めたい。

 ユーザーからすれば余り期待感の無い業界なので期待なんてしてないが、これ以上失態を見せ続けることは、今後のゲーム業界にも影響することでしょう。